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文化財修復

唐門修復情報 素屋根解体工事「素屋根の解体を行いました」

素屋根の解体を行いました(2021.5.10)

屋根・漆・彩色・錺金具の各修復工事が完了したため、唐門を覆っていた素屋根の解体作業が行われました。

まず、素屋根周囲に張られた防災メッシュシートと屋根板を取り外し、その後、徐々に内部の足場や骨組みを解体していきました。屋根を構成していた巨大なトラス※1は、クレーンで地上に降ろしてから番線※2を切って分解しました。

素屋根が解体され、修復された唐門が約3年ぶりに姿をあらわしました。この後は基壇部分に敷かれている敷瓦の修復を行っていきます。

※1 トラス: 構造物の骨組みの形式のひとつで、三角形を基本に部材を結合したものです。
※2 番線: 太い針金で工事現場で足場の結束に使います。昔は蔓(つる)や縄が使用されていたそうです。

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